ファクタリングは請求書(売掛債権)が不可欠となっており、請求書のみで利用することはできません。

ファクタリングとは、未回収の請求書(売掛金)を買い取ってもらい、支払期日前に資金化する仕組みです。審査では債権の実在性や取引の正当性を確認するため、本人確認書類や取引内容を示す資料、通帳の入出金履歴など複数の書類提出が求められます。つまり「請求書さえあれば何とかなる」という性質のサービスではない点に注意が必要です。

そのため、ファクタリングの審査に通るには、必要書類を事前にしっかりと揃え、売掛債権に問題がないことを確認した上で申し込むことが重要です。

本記事の内容
  • 請求書のみで審査通過できるファクタリング業者は存在しない
  • 個人の少額ファクタリングは必要書類3枚で審査可能なペイトナーがおすすめ
  • 法人なら必要書類2枚で大口対応も可能なQuQuMoビートレーディング

この記事では、ファクタリングを利用する際に書類が少なく、利用しやすい業者について紹介しますので、ぜひお役立てください。

必要書類が少ないファクタリング業者上位4社の比較表

サービス名必要書類数提出書類の内容書類の入手しやすさオンライン完結入金速度
QuQuMo2点請求書/通帳非常に簡単完全オンライン最短2時間
ビートレーディング2点通帳コピー/売掛債権証明(契約書・発注書・納品書)非常に簡単オンライン対応
※対面も選べる
最短2時間
ペイトナー3点請求書/本人確認書類/直近3ヶ月分の入出金明細簡単完全オンライン最短即日
ラボル3点本人確認書類/請求書/取引エビデンス(メール可)簡単完全オンライン最短30分

また、ファクタリングは請求書だけでは利用できないことを説明するほか、必要書類が少ないファクタリングの注意点やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

目次 [ close ]
  1. ファクタリングで必要書類が少ない業者7選!最少は2点
    1. QuQuMoは通帳のコピーと請求書のみ!最短2時間で入金
    2. ペイトナーは本人確認など3点のみ!最短即日で入金
    3. ビートレーディングは売掛金を証明する書類と通帳のコピー
    4. ラボルはエビデンスの証明と請求書のみで土日祝日でも入金対応
    5. SOKULAは通帳のコピー・請求書・印鑑証明・住民票を提出
    6. トップ・マネジメントは個人の少額向け!法人は必要書類が増える
    7. えんナビは3ヶ月の取引が確認できる通帳履歴と請求書が必須
  2. 請求書のみでファクタリング契約はできない
    1. 最低限の必要書類は請求書と通帳のコピーの2点
    2. 例外的に請求書のみ・無しに近い形で利用できるケースもある
  3. 必要書類が少ないファクタリング利用時の注意点
    1. 請求書のデータ整合性を確認!二重譲渡はバレない?
    2. ファクタリングの手数料は下限と上限を把握する
  4. 必要書類が少ないファクタリングのメリット
    1. オンライン・WEB上で手続きが完結する業者が多い
    2. ファクタリングの即日入金に期待できる可能性がある
  5. 必要書類が少ないファクタリングのデメリット
    1. ファクタリングの上限手数料が適用される場合がある
    2. 審査通過率が売掛先の信用力に大きく依存する
  6. 必要書類が少ないファクタリングに関してよくある質問

ファクタリングで必要書類が少ない業者7選!最少は2点

書類が少ないファクタリングサービスほど、手続きの手間が減り、審査から入金までのスピードも上がります。

「なるべく早く現金化したい」「書類の準備を最小限にしたい」という方は、以下の7社を検討してみてください。

QuQuMoから順に必要書類を主に、サービス内容を詳しく解説していきます。

QuQuMoは通帳のコピーと請求書のみ!最短2時間で入金

QuQuMo
審査通過率非公開
手数料1~14.8%
入金速度最短2時間
買取可能額制限なし
契約方式2社間ファクタリング

3社間ファクタリング
必要書類請求書

通帳
対象事業者法人
個人事業主
運営会社株式会社アクティブサポート

QuQuMoはファクタリングサービスの中でも比較的利用されている業者として知られており、サービスも丁寧でしっかりしている傾向があります。最短2時間で対応するということを明確にしており、即日でファクタリングを実施したいと思っている人には向いている業者と言えるでしょう。

QuQuMoを利用する際に必要とされているのは、請求書や入出金の明細、通帳のコピーといったものです。書類に関してはあまり多くないこともあり、QuQuMoの口コミをみたうえでも利用しやすい業者として判断できるでしょう。

利用する際には会員登録が必要となっていますが、会員登録をしておけば何度も利用できるというメリットを持っていることから、すぐにサービスを利用できる傾向があります。何度も利用したいと思っている人は業者登録をしておくことによって、QuQuMoも利用し続けていくという方法を取ることが可能です。

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ペイトナーは本人確認など3点のみ!最短即日で入金

ペイトナー
審査通過率非公開
手数料10%
入金速度最短即日
買取可能額300万円(初回30万円)まで
契約方式2社間ファクタリング
必要書類請求書

本人確認書類

直近3ヶ月分の入出金明細
対象事業者法人

個人事業主
運営会社ペイトナー株式会社

ペイトナーは個人事業主やフリーランスに向けたファクタリングサービスです。短い時間で売掛金を現金にできるというメリットを持っていることから、すぐにお金を手に入れたいと思っているときには利用しやすいでしょう。

必要とされている書類については、請求書に加えて、指定されている本人確認書類と直近3ヶ月の入出金明細を提出すれば認められています。

通帳のコピーを事前に準備しておけば、指定されている本人確認書類が何か事前に聞き出しておけばすぐに対応できるようになるのはいいところです。

書類の数については少ない傾向がありますので、ペイトナーを利用していけば書類の準備に追われてしまうような問題は起こらなくなるでしょう。

また、ファクタリングの中でも3種類だけで対応してくれるのは優れている要素でもあるため、すぐに書類を準備して行動に移せるというところに良さを感じられます。

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ビートレーディングは売掛金を証明する書類と通帳のコピー

ビートレーディング
審査通過率非公開
手数料2社間ファクタリング:4%~12%
3社間ファクタリング:2%~9%
入金速度最短2時間
買取可能額下限も上限もなし
契約方式2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類通帳のコピー
売掛債権を証明できる書類(契約書・発注書・納品書)
対象事業者個人事業主
法人
運営会社株式会社ビートレーディング

ビートレーディングは利用している人が多いことでも知られており、ファクタリング業者の中ではトップクラスの利用率を誇っています。利用している人が多いことにより、サービスの信頼性も非常に高いことが示されています。

ビートレーディングでは必要書類を最低2つとしており、請求書と通帳のコピーを持っていけば利用できるようにしています。

請求書については売掛金に関連する内容を確認するために必要とされていますが、通帳のコピーだけがあれば本人確認書類などが必要ないとされているのは利用しやすい傾向があります。

スピード感もある業者として注目されている点もプラスとして働いており、最短2時間で対応できることを示しています。

また、利用できるサービスの中に来店契約以外の方法を採用していることもいい方向に働いていることから、来店しなくても気軽に利用できるサービスとして期待できる傾向があります。

また、請求書だけでなく、注文書を利用したファクタリングに対応しているのもビートレーディングの強みと言えるでしょう。

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ラボルはエビデンスの証明と請求書のみで土日祝日でも入金対応

ラボル
審査通過率非公開
手数料10%
入金速度最短30分
買取可能額1万円~必要な金額のみ調達可能
契約方式2社間ファクタリング
必要書類本人確認書類

請求書

取引を示すエビデンス
対象事業者法人

個人事業主
運営会社株式会社ラボル

ラボルは書類の少ないファクタリングサービスとして注目されており、必要書類を減らしてサービスを利用したいと考えている方に最適なファクタリングです。

業界最速レベルの最短30分入金が可能なので、お急ぎの方は非常におすすめです。24時間対応で深夜帯にもサービスを利用できます。

ラボルでは必要とされている書類は請求書とエビデンスに該当するメールとしています。

請求書は一般的なファクタリングサービスでは当然提供しなければなりませんが、メールでエビデンスが証明できれば書類として認めてくれることなど、他のファクタリングサービスとは異なる傾向を持っているのは事実です。

買取金額についても1万円から対応するということを明記しており、本当に少ない金額だけでも調達したいと思っている人が利用しやすいようにしています。

大掛かりな買取にも対応していることから、ファクタリングの中では柔軟性が非常に高くなっており、利用しやすい業者であるのは間違いありません。

また、土日や祝日でのファクタリングにも対応しているため、使い勝手の良いサービスです。

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SOKULAは通帳のコピー・請求書・印鑑証明・住民票を提出

SOKULA
審査通過率90%越え
手数料2〜15%の間で売掛金の内容や状況に応じて決定
入金速度最短即日
買取可能額記載なし
契約方式2社間ファクタリング

3社間ファクタリング
必要書類売掛金の内容が分かる請求書

利用者の本人確認ができる運転免許証

銀行口座の入出金記録
対象事業者法人

個人事業主
運営会社株式会社アクセルファクター

SOKULAは知名度こそあまり高い業者ではありませんが、非対面で完結するオンラインファクタリングを運営しています。速やかにサービスを利用したいと考えている人には利用しやすい業者となっています。

用意しなければならない書類は請求書に加えて、印鑑証明と住民票が必要とされています。必要とされている書類については多くないことから利用しやすくなっていますし、比較的手に入れやすいように作られている書類が主体となっていることも影響しており、利用するまでの難易度についてはあまり高くないのがいいところです。

SOKULAが提供しているサービスは2社間だけとなっていますので、基本的にサービスを利用する際は相手側に知られないようにサービスを利用していくこととなります。ただ、信頼性についてはしっかり確保していますし、比較的短時間でサービスを終えられるという点も含めて、利用しやすい傾向のある業者です。

トップ・マネジメントは個人の少額向け!法人は必要書類が増える

トップ・マネジメント
審査通過率非公開
手数料3.5%〜12.5%
入金速度最短即日
買取可能額30万円~3億円 ※1社1億円
契約方式2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類請求書
昨年度の決算書
直近7ヶ月の入出金明細
本人確認書類
対象事業者法人
個人事業主
運営会社株式会社トップマネジメント

会社名からはファクタリングを行っている業者とは感じづらいところもありますが、トップ・マネジメントもファクタリングを対応している業者です。

手数料が比較的安い業者として知られており、最大でも13%しか請求されないことで利用しやすい傾向が生まれているのは事実です。

トップ・マネジメントでは必要書類として請求書、身分証明書、商業登記簿謄本(法人のみ)、印鑑証明が必要とされています。

書類としては2つの業者に比べると少し多くなっているように感じられますが、用意できる書類の範囲内で準備できるようにしていることはプラスとして働いているため、利用しやすい傾向があります。

2社間と3社間の両方に対応しているファクタリングを提供していることがメリットとなっていますので、相手との関係性を少しでも確保しておきたいと思っている人に利用しやすい傾向があります。

また、ファクタリングの買取金額が最低30万円と安くなっていることから、少額でも利用したいと考えている会社が手を出しやすい傾向もあります。

えんナビは3ヶ月の取引が確認できる通帳履歴と請求書が必須

えんナビ
審査通過率非公開
手数料5%
入金速度最短1日
買取可能額50万円〜
契約方式2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類3ヶ月分の通帳
請求書
対象事業者法人
個人事業主
運営会社株式会社インターテック

こちらはネット上で知名度を上げている業者でもあり、比較的調査されている傾向も見られています。えんナビで検索して利用している人も増えているようで、今後ファクタリング関連のサービスで知名度を上げていく可能性も非常に高くなっているでしょう。

えんナビでは必要書類が他社よりも少し多くなっており、請求書などに加えて商業登記簿謄本や印鑑証明、決算報告書が必要となります。

2つの書類で対応してくれるような業者に比べると多くなっているように思われていますが、実際には大量の書類を提供しなければならない業者に比べると利用しやすくなっています。

ファクタリングのサービスはしっかりしていますし、できる限り早く対応できるように調整してくれる業者でもあります。

24時間対応であることもいいところですし、最大5,000万円まで対応できる金額の幅を持っていることから、利用できる範囲は非常に広くなっているところもあります。

えんナビは審査通過率が非常に低い傾向にあります。当サイトからお申し込みした方の9割以上が審査落ちしている状況ですので、必要書類が少ないサービスをお探しの方はQuQuMoに申し込みするのがおすすめです。

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請求書のみでファクタリング契約はできない

ファクタリングには請求書と通帳コピーが最低必要

結論から申しますと、ファクタリングは請求書だけでは契約できません。

審査では売掛金の実在性や取引の正当性を確認するため、請求書以外の書類も必要になります。必要書類はファクタリング業者によって異なりますが、主に以下のものが求められます。

ファクタリングの契約で主な必要書類
  • 身分証明書
  • 決算書または確定申告書
  • 印鑑証明書
  • 取引先銀行の通帳
  • 請求書などの支払いに関連する書類
  • 売掛先との契約書
  • 商業登記簿謄本
  • 社会保険などの契約書

これらすべてが必要なわけではなく、業者によって求める書類は異なります。多い業者では最大8点程度を求められるケースもあります。

なお、必要書類が少ない業者=審査が甘いファクタリング業者ということではありません。

必要書類が少ない業者は、オンライン完結型やAI審査の仕組みを活用することで、少ない情報でも精度の高い審査を実現しています。審査に必要な情報をいかに効率よく収集するかが業者の競争力であり、利用者にとっても書類が少ないほど手続きがスムーズになるメリットがあります。

ファクタリングで最低限必要になる書類や請求書のみに近い形で利用できるケースについては以下のとおりです。

  • 最低限の必要書類は請求書と通帳のコピーの2点
  • 例外的に請求書のみに近い形で利用できるケースもある

それぞれ順に解説します。

最低限の必要書類は請求書と通帳のコピーの2点

請求書と通帳のコピー

ファクタリングに最低限必要な書類は、請求書通帳のコピーの2点です。

請求書売掛金の実在・金額・売掛先の確認
通帳のコピー振込先・入出金履歴・売上実績の確認

請求書は売掛金の実在と金額を証明するために必要です。業者はこの書類をもとに売掛先の信用度や買取額を判断します。請求書の形式はさまざまで、発注書や納品書で代替できるケースもありますが、まずは請求書を準備するのが基本です。

通帳のコピーは、振込先の確認と売上入金の実績を確認する目的で使われます。直近3〜6ヶ月分の入出金履歴があることで、取引の継続性や経営状況を業者が把握しやすくなります。

この2点で対応できる業者も存在します。追加書類が必要な場合は審査の過程で案内されるため、まずは請求書と通帳のコピーを手元に用意した上で申し込みを進めましょう。

追加で求められる可能性が高い書類を解説

ファクタリングの契約を行う際、最低限必要となるのは、請求書通帳のコピーの2点と前述しました。

ただし、審査の内容や契約条件によっては、さらに追加の書類を求められる場合もあります。たとえば、取引先との契約内容を確認するための契約書発注書納品書などが必要になるケースがあります。個人事業主であれば、身分証明書や事業の実態を示すために開業届の控え確定申告書などの提出が求められることもあるでしょう。

さらに、契約の規模が大きい場合では、決算書印鑑証明書商業登記簿謄本といった追加書類を求められることもあります。これらは、事業の健全性や実在性を確認するためのものであり、特に初回取引や高額な売掛金を扱う際には提出を求められる傾向があります。

以下は追加書類の目安を利用者の状況別にまとめた表です。

状況求められる可能性がある追加書類
初回取引身分証明書・開業届の控え・確定申告書
売掛先との取引実態を確認したい場合契約書・発注書・納品書
高額な売掛金を扱う場合決算書・印鑑証明書・商業登記簿謄本
個人事業主の場合確定申告書・開業届の控え・本人確認書類
法人の場合商業登記簿謄本・決算書・印鑑証明書

こうした追加書類は、業者が売掛金の信用性を判断するための確認資料です。つまり、書類の量が多いほど審査が厳しいわけではなく、取引の実態をより正確に示すための補足という位置づけです。スムーズに審査を進めたい場合は、請求書と通帳のコピーを基本に、取引を裏付ける関連書類を事前に用意しておくと安心です。

例外的に請求書のみ・無しに近い形で利用できるケースもある

とはいえ、「絶対に請求書だけでは無理」と決めつけるのも早計です。ファクタリング会社の運用や利用者の状況によっては、例外的に「請求書のみで進む」「追加書類がほとんど要らない」に近い形で資金化できるケースがあります。

ただし例外として、同じ会社を継続利用してすでに審査情報が揃っている場合は、追加提出がほぼ不要で「請求書のみ」に近い流れで資金化できることもあります。

また、請求書を出す前の受注段階で資金化できる注文書ファクタリングのように、請求書以外での利用ができるケースもあるため、状況次第ではより早い資金確保につながります。

例外的に請求書のみに近い形で利用できるケースは以下のとおりです。

  • 同じファクタリング会社を継続利用している場合
  • 注文書ファクタリングなら請求書前でも資金化できる

それぞれ順に解説します。

同じファクタリング会社を継続利用している場合

「請求書のみでいけることがある」ケースで一番多いのが、同じ会社を2回目以降も使うパターンです。

初回の契約時に、本人確認・口座情報・事業内容・売掛先との関係性などをすでに提出していれば、ファクタリング会社側はあなたの基本情報と取引の傾向を把握済みです。そのため2回目以降は、今回の請求書がいつも通りの取引かどうかを確認するだけで審査が進むことがあります。

利用者側の体感としては「請求書を出したらすぐ結果が出た」「追加提出がほぼなかった」という状態になりやすく、スピードが一気に上がる理由もここにあります。

逆に言うと、初回利用でいきなり請求書だけというのは現実的ではありません。初回はどうしても取引実態の確認が必要なので、最低限の書類提出は避けられない、と押さえておくと安心です。

注文書ファクタリングなら請求書前でも資金化できる

もうひとつの例外が、注文書ファクタリングです。これは、請求書を発行する前の「受注段階(注文書・発注書)」を根拠に資金化できる仕組みで、請求書がまだ手元にない状態でも利用できるのが特徴です。

以下は一般的な請求書ファクタリングと注文書ファクタリングを比較した表です。

比較項目請求書ファクタリング注文書ファクタリング
資金化できるタイミング請求書発行後受注段階(請求書不要)
必要な書類請求書・通帳など注文書・発注書・通帳など
対応業者数多い少ない
向いている業種幅広い業種建設・IT開発・製造業など
資金化までのスピード最短即日業者による

注文書ファクタリングに対応しているサービスとしては、ビートレーディングBESTPAYなどが代表例です。とくに建設業・IT開発・製造業のように、入金までの期間が長く先行コストが出やすい業種では、請求書を待たずに資金を確保できる手段として相性が良いケースもあります。

「請求書のみで資金化したい」というニーズの背景には、「本当は請求書を出す前に資金が必要」という事情があることも少なくありません。その場合は、通常の請求書ファクタリングにこだわるより、注文書ファクタリングを検討したほうが早く現実的に資金化できる可能性があります。

必要書類が少ないファクタリング利用時の注意点

必要書類が少ないファクタリングを利用する際は、以下の2点に注意が必要です。

  • 請求書のデータ整合性と二重譲渡の回避を確認する
  • ファクタリングの手数料は下限と上限を把握する

書類が少ない分、提出する情報の正確さがより重視されます。請求書の内容に誤りや不整合があると、虚偽申告と判断され審査落ちにつながる可能性があります。

手数料については、広告などで目立つ「下限」だけを見て判断しないようにしましょう。実際の取引では上限に近い手数料が適用されるケースも多いため、上限まで含めて確認することが重要です。

以下で、それぞれ詳しく解説します。

請求書のデータ整合性を確認!二重譲渡はバレない?

二重譲渡は詐欺罪の可能性の説明図

請求書の内容は、通帳の入出金履歴や取引契約書と整合性が取れているか事前に確認しておきましょう。書類間で金額・日付・取引先名などに食い違いがあると、虚偽申告と判断され審査落ちの原因になります。

申し込み前の確認チェックリスト
  • 請求書の金額・日付・取引先名に誤りがないか
  • 通帳の入金履歴と請求書の内容が一致しているか
  • 同じ売掛金を他のファクタリング会社に譲渡していないか
  • 債権譲渡登記の有無を確認しているか

また、すでに他のファクタリング会社に譲渡済みの売掛金を再度利用する「二重譲渡」は絶対に避けてください。二重譲渡は必ずバレます。民事上の損害賠償だけでなく、刑事上の詐欺罪横領罪に問われる可能性があります。

これらの確認を事前に済ませておくことで、審査がスムーズに進み、不要なトラブルを未然に防げます。特に二重譲渡は取り返しのつかない問題に発展するケースもあるため、複数のファクタリング会社を利用している場合は必ず管理しておきましょう。

ファクタリングの手数料は下限と上限を把握する

手数料は上限下限があることの図解

ファクタリングの手数料は「〇%〜△%」のように幅で表示されますが、確認すべきは下限ではなく上限です。

初回利用や少額の売掛金、必要書類が少ないサービスでは、上限に近い手数料が適用されるケースが多いためです。特に2社間ファクタリングは3社間と比べて手数料が高めになる傾向があります。

手数料の目安適用されやすい条件
下限に近い(1〜5%程度)リピーター・高額売掛金・売掛先の信用度が高い・3社間
上限に近い(10〜20%程度)初回利用・少額売掛金・必要書類が少ないサービス・2社間

下限の数字だけを見て業者を選ぶと、実際の請求額が想定を大きく上回ることがあります。複数の業者を比較する際は、上限の手数料をベースに検討しましょう。

必要書類が少ないファクタリングのメリット

必要書類が少ないファクタリングのメリットの説明図

必要書類が少ないファクタリングの主なメリットは以下の2点です。

  • オンライン・WEB上で手続きが完結する業者が多い
  • ファクタリングの即日入金に期待できる可能性がある

書類が少ない業者の多くはオンライン完結型を採用しており、来店や郵送の手間なく申し込みから契約まで完了できます。

また、提出書類が少ないほど審査にかかる時間が短くなるため、即日入金の可能性が高まります。急ぎの資金調達が必要な場面でも、スムーズに対応しやすいのが特徴です。

以下で、それぞれのメリットを詳しく解説します。

オンライン・WEB上で手続きが完結する業者が多い

オンライン完結のファクタリング業者

必要書類が少ないファクタリング業者の多くは、オンライン完結型のサービスを提供しています。

書類の提出もアップロードで完結するため、来店や郵送が不要です。申し込みから契約・振込まですべてをWEB上で完了できるため、手続きの手間と時間を大幅に削減できます。

手続き来店・郵送型オンライン完結型
書類の提出方法持参または郵送アップロードで完結
契約締結来店または書類郵送電子契約
手続きにかかる時間数日〜最短即日
地方からの利用困難な場合あり全国どこでも可

オンライン完結型を選ぶ際は、スマートフォンのみで申し込みから契約まで完結するかどうかを事前に確認しましょう。業者によっては、提出書類の形式(PDF・JPEGなど)や対応デバイスに制限がある場合もあります。

審査から振込まで一貫してWEB上で完了できる業者であれば、移動コストや対面交渉の手間も一切かかりません。初めての利用で不安な場合は、チャットや電話によるサポートが整っているかどうかも選定の基準に加えると安心です。

ファクタリングの即日入金に期待できる可能性がある

必要書類が少ない業者では、審査・契約をスピーディに進められるため、即日入金の可能性が高まります。書類確認に要する時間が短縮されることで、申し込みから入金まで最短2時間程度で完了するケースもあります。

種別目安時間
2社間ファクタリング/オンライン完結最短2〜3時間
2社間ファクタリング/対面あり当日〜翌営業日
3社間数日〜1週間程度

書類の準備自体にかかる手間も少ないため、急ぎの資金調達にも対応しやすいのが特徴です。ただし、業者の混雑状況や審査内容によっては当日対応が難しい場合もあります。また、取引先への通知が必要な3社間ファクタリングは、同日中の処理には向いていません。

必要書類が少ないファクタリングのデメリット

必要書類が少ないファクタリングのデメリット説明図

必要書類が少ないファクタリングには、スピードや手軽さという利点がある一方で、注意すべきデメリットも存在します。主に以下の2点が挙げられます。

  • ファクタリングの上限手数料が適用される場合がある
  • 審査通過率が売掛先の信用力に大きく依存する

書類審査を簡略化している分、業者はリスクを手数料に上乗せして回収するケースが多く、結果として手数料が割高になりやすい傾向があります。コスト面を重視する場合は、他の業者と比較したうえで判断することが重要です。

また、書類が少ないということは、審査の判断材料が売掛先の信用力に絞られることを意味します。売掛先の財務状況や取引実績によっては審査に通過できないケースもあるため、利用できる場面が限られる点も考えられます。

ここからは、必要書類が少ないファクタリングのデメリットを詳しく説明します。

ファクタリングの上限手数料が適用される場合がある

必要書類が少ないファクタリングでは、手数料が上限付近に設定されやすいという点に注意が必要です。

ファクタリング業者は、提出書類をもとに申込者の信用力やリスクを判断します。書類が少ない場合、判断材料が限られるため「リスクが高い案件」とみなされやすく、その分が手数料に上乗せされるケースが多くなります。書類が少ない簡易審査では上限に近い水準が適用されることも珍しくありません。

手数料が高くなると、売掛金から差し引かれる金額が増えるため、実際に受け取れる資金が想定より少なくなります。たとえば売掛金100万円に対して手数料が5%なら95万円を受け取れますが、20%では80万円にとどまります。

以下は売掛金100万円でファクタリングした場合の受取額の簡易シミュレーション表です。

売掛金手数料受取額
100万円5%95万円
100万円15%85万円
100万円20%80万円

ファクタリングでは、手数料とは別に掛け目が設定されている場合があり、実際の受取額はシミュレーションよりさらに少なくなることがあります。

※掛け目とは…売掛金の額面に対して、ファクタリング会社が実際に買い取る金額の割合のことです。掛け目が90%の場合、100万円の売掛金のうち買取対象となるのは90万円となります。手数料はこの買取金額をもとに計算されるため、掛け目が低いほど受取額も少なくなります。

書類の少なさを優先する際は、手数料も含めた実質的な受取額を事前にシミュレーションしたうえで利用を検討しましょう。

審査通過率が売掛先の信用力に大きく依存する

ファクタリング審査通過率は売掛先の信用力による

ファクタリングの審査では、申込者本人よりも売掛先(取引先)の信用力が重視されます。売掛先が確実に支払いを履行できるかどうかが、業者にとって最大の判断基準となるためです。

必要書類が少ない場合、業者が信用力を判断するための材料も少なくなります。その結果、売掛先の実態が把握しづらく、審査に通過できないケースが生じやすくなります。書類の充実度が信用力の補強につながることを踏まえると、書類が少ないことは審査上のリスク要因になり得ます。

ファクタリングの審査で重視される要素
  • 売掛先の信用力・規模
  • 売掛金の支払期日
  • 申込者(利用企業)の財務状況
  • 提出書類の充実度

どうしても審査を通過したい場合は、通帳のコピーや取引履歴など追加書類を自主的に提出することで、審査通過率を高められる場合があります。書類を増やす手間はかかりますが、即日入金を確実に実現したいなら一つの手となります。

必要書類が少ないファクタリングに関してよくある質問

ファクタリングを初めてご利用になる方は、「何が必要なのか」「どれだけ書類が求められるのか」といった点が気になるかと思います。

ここでは、必要書類に関するよくある疑問や誤解を丁寧に解消するため、FAQ形式にまとめました。ファクタリング会社によって書類の要件は異なるため、この記事を参考にして「自分の状況では何が必要なのか」を事前にチェックしてください。

請求書がどうしても用意できないときはほかの書類で代用できますか?

請求書が手元にない場合でも、ファクタリング会社によっては「基本契約書」「発注書」「納品書(受領印付き)」「検収書」などを代わりに提出できることがあります。これらの書類は、請求書と同じように取引の実在や金額の裏付けとして見てもらえます。

ただし、どれでも代わりになるわけではなく、業者によって認められる範囲が異なります。特に契約書や納品書の組み合わせで取引の信頼性を示せる場合は、請求書がなくても柔軟に対応してくれるケースはあります。

申し込む前に「請求書が提出できないが代替書類で対応可能か?」と確認するのが安全です。安心して進めるためにも、代替の可能性を事前に相談しておきましょう。

本人確認書類は必ず必要ですか?法人の場合はどうですか?

ほとんどのファクタリング会社では運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。これは、代表者や利用者が正しい本人であることを確かめるための基本的なセキュリティ対策です。

法人の場合は、さらに「会社が実在している」という証明として商業登記簿謄本や印鑑証明書を求められることもあります。こうした書類は、ファクタリングの契約を安心して進めるために必要なだけでなく、取引先や資金の信頼性をチェックする際にもとても重要な役割を果たします。

個人・法人問わず、まずは本人確認書類の準備をしっかり行っておくと安心です。

決算書や確定申告書はなくても大丈夫ですか?

小さめの金額での調達や、はじめての利用、売掛先が大手など信頼できる相手なら、決算書や確定申告書がなくても対応してくれることがあります。ただし、高額調達や継続的に利用する場合には、収益や財務状況を確認するために、これらの書類の提出を求められる可能性が高いです。

オンライン手続きやスタートアップ向けのサービスでは、やや柔軟な対応をしてもらえることもあります。とはいえ、どのくらいスムーズに進むかは業者によって変わるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

2社間と3社間では必要書類に違いはあるのでしょうか?

違いがあります。

2社間ファクタリングでは、あなたとファクタリング会社間だけの契約となるため、請求書や通帳コピー、本人確認書類だけで進むことが多く、書類が少ない分手続きが比較的スピーディーです。ただし審査のリスクが高いため、手数料はやや高めになります。

3社間ファクタリングでは、売掛先の承諾が必要となり、債権譲渡承諾書や売掛先の印鑑証明書などが求められます。その分審査の安心度が高まり、手数料が低くなることが多い点がメリットです。

オンライン完結サービスだと書類は少なくて済むのでしょうか?

オンライン完結型のファクタリングでは、スマートフォンで書類を撮影・アップロードしたり、電子署名やeKYC(オンライン本人確認)を活用したりすることで、申し込みから入金までの流れがスムーズに進むケースが増えています。

ただし、「オンラインだから必ず書類が少なくなるわけではない」という点は注意が必要です。サービスによってeKYCの対応状況は異なり、オンライン対応でも必要書類が従来とほとんど変わらないケースもあります。

重要なのは、あくまで従来の郵送・来店手続きに比べて大幅に簡素化される可能性もあるという理解で、申し込み前には必ずどの書類が本当に不要なのかを確認してきましょう。